夏目浩次土木コンサルや地方信用金庫から運命の出会い久遠チョコレート設立の理由は

エンタメ

こんにちは!とりたろうです。

お正月も過ぎて、次なるイベントはバレンタインと言うことで、今回は人気のショコラトリー『久遠チョコレート』の代表であり建築設計コンサルタントでもある夏目浩次さんについて調査しました。

メディアでも取り上げられることも多い夏目浩次さんですが、実は意外な経歴の持主でした。
その経歴とチョコレートで挑戦し続ける夏目浩次さんを深掘りしましたので、最後までおつきあい下さい。

夏目浩次さんは土木コンサルや地方信用金庫勤務のキャリアがある?

夏目浩次さんは経歴から既にバラエティに富んでいます。
とても好奇心旺盛で行動力もハンパじゃない、逆に言うと一度決めたら脇目もふらず突っ走るタイプのようです。

夏目浩次さんは高校から文系だったので、大学進学後も文系の学部を選択しています。
しかし途中から交通事故を減らす研究をしている先生に興味がわいて、その先生から学びたいと土木工学へ学部変更、さらに土木工学で大学院まで進んでいます。
在学中に土木コンサルタント会社に就職して空港や駅のバリアフリー化の仕事に関わるようになるのですが、この時の経験から建築設計コンサルタントとしての仕事や、障がいを持つ方への思いが芽生えたのだと推測します。

そして時系列は不明ですが、大学卒業後には愛知県の蒲郡(がまごおり)信用金庫に就職しています。経営のノウハウはこちらで学んだのかも知れませんね。
蒲郡信用金庫からは期待の新人と目されていたようですが、残念ながら1年で辞めてしまいます。

そして26歳のときに地元である愛知県豊橋市の商店街で重度の知的障がいを持つ3人の女性従業員たちと小さなパン屋さん『花園パン工房 ラ・バルカ』を開店させた夏目浩次さん。
理由は土木コンサルタント会社でバリアフリー化の仕事を経験がきっかけになって、障がいを持つ人たちや子育て中の女性、LGBTQの方々など、様々な困難を抱えている人たちが安心して働ける職場をつくりたいという思いがあったからのようです。


引用元:biz.chunichi.co.jp

夏目浩次さんの運命の出会い

もともと抜群の行動力と強い精神力の持った夏目浩次さんですが、パン屋さんの経営は思い通りに行かないことの連続だったようです。

店頭にたくさんの種類を並べるためには技術とスピーディさが求められるし、何時間もかけて出来上がったパンの単価は150円前後で薄利多売となってしまう。さらに保存が利かないので売れ残ったパンは破棄するしかないと言ったジレンマにもがき続けてもお店の経営をあきらめなかったのは、夏目浩次さんのこんな持論があるからのようです。

僕はリスクを恐れて、もがかない人生より、もがき続ける人生の方が断然面白いと思っています。
引用元:note.aktio.co.jp

『花園パン工房 ラ・バルカ』の経営で理想と現実のギャップに悩み続けながら11年が経ったころ、たまたま参加した異業種交流会で運命とも言える出会いがありました。それはトップショコラティエの野口和男(のぐち・かずお)さんとの出会いです。

野口和男さんは「チョコレートは正しい材料を正しく使えば、誰でもおいしいものが作れる。工程を細かく分解して分業すれば、難しい技術は要らない世界」だということを教えてくれた人です。

野口和男さんとチョコレートとのふたつの出会いに夏目浩次さんは運命を感じたそうです!

運命的な果たした果たしたチョコレートの勉強をかねて、さっそく野口和夫さんの工房で働いてみると、そこには様々な国から来日して日本語学校に通っている外国人たちがアルバイトをしていました。
母国語や生活習慣も違う彼らが楽しそうに手を動かす光景を見た時、障がいを持つ人たちや多種多様な困難を持つ人たちがいきいきと働く職場が脳裏に浮かんだそうです。

夏目浩次さんが久遠チョコレートを設立した理由とは


引用元:saita-puls.com

パン屋さんの経営を通じて様々な課題に向き合ってきた夏目浩次さんですが、生産効率を上げるために救いきれなかった従業員もいたことを後悔していたようです。
そして『働き手を誰ひとり排除せず、顧客満足度を上げられる方法はないか』と考え続けた先にチョコレートとの出会いがありました。

パンと違ってチョコレート作りの作業はスピーディさよりも丁寧さが求められること、そして何より温度が下がって固まってしまっても、また温度を上げて溶かせば何度でもやり直せることがチョコレートの大きな魅力

障がいを持つ人たちはスピーディな作業が苦手な方が多い反面、粘り強く根気のいる作業が得意な人が多いので、チョコレート作りに欠かせない温度調節(テンパリング)などは向いている作業のようです。


引用元:saita-puls.com

またチョコレートは30分ほどの作業で300円以上で売れる商品が作れるので生産効率が高い、イコール従業員の時給も上げやすい!
チョコレートは夏目浩次さんにとって、まさに魅力の詰まった食材ですね。

そして夏目浩次さんの地元の豊橋市に2014年『久遠チョコレート』を新たに立ち上げてから現在は、北海道から沖縄まで全国40店舗まで広がっています。

そしてなんと、久遠チョコレートで働くショコラティエは素人から経験を積んでチョコレート作りをしているとのこと!

元々は95%が素人の集まり。
特別なノウハウもスキルもない。それでも、人と人が「何をどうすれば、より良いものができるか」を日々もがき続ければ、見えなかった新しい景色が見えてきました。単純なことの地道な積み重ねが、どんな変化をもたらすのか。分かりやすく伝えるきっかけになればいいと考えています。
引用元:note.aktio.co.jp

そんな久遠チョコレートが目指しているのは『MAGIC OF CHOCOLATE』
素材にこだわって丁寧に作られたチョコレートで、食べる人の笑顔と働く人の笑顔を増やしたいという思いが伝わってきますね。

まとめ

一般企業で仕事をすることが困難な障がいを持つ人たちが働くのが福祉作業所ですが、そこでの賃金は15,000円/月程度という安さに憤りを感じたことが、夏目浩次さんの企業の原点にもなっているようです。

パン屋さんで起業してからの様々な挑戦や困難を乗り越えて人気ショコラトリー『久遠チョコレート』を立ち上げたあとも、さらなる高みを目指しています。

そしてチョコレートだけではなく、たくさんのメディアや福祉関連の業界からオファーを受けている夏目浩次さんの今後に注目していきたいと思います。

今回も最後までおつきあいいただきまして有難うございました。

とりたろう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました